ウラニーノは、埼玉県出身の3人組ロックバンドです。

 2003年に新星堂が開催しているオーディション「CHANCE!」で全国グランプリを獲得したのを皮切りに、現在まで5枚のオリジナルアルバムをリリースし、年間100本を超えるライブも精力的に行なっています。

 その大きな特長は、ヴォーカル&ギターの山岸さんが書く楽曲の数々にあります。「ぼく」を主な主人公に、全編にわたって徹底的に物語的な歌詞を展開しているのです。描かれる物語は、時にほのぼの、時に哀しげ、時に懐かしく、時に苦しい……。小学生、中学生、高校生、そして大学生、社会人―――。様々な立場の「ぼく」の、ちょっとなさけないけどいじらしい、そんな素敵な物語がエモーショナルな演奏に乗せられて、私達の元へと届きます。

 また、ライブ・パフォーマンスはCD以上に(笑)パワフルかつロックで、CDを出すたびに曲の物語を再現した漫画を描いて無料配布してしまうドラムの小倉氏、自称アキバ系ヲタクでライブのたびに暴れ回るベースのピストン氏、そして時にアグレッシブに、時にキーボードの弾き語りで切なく歌い上げる山岸氏の3人の演奏は、多くの観客を魅了しています。

 2007年12月には旧渋谷公会堂でワンマン・ライブを敢行するなど、着実にファンを広げつつあるウラニーノ。その後は自ら脱インディーズに向けて行動を開始、なんとエピックソニーレコードとのメジャー契約に成功し、2009年7月には無事デビューミニアルバムが発売されました。

 一度聴いたらヤミツキになる、不思議な世界観を持ったロックバンド、「ウラニーノ」。これからの注目株です!